三条市は10月9日に続いて2回目の東日本大震災避難者一時帰宅支援ボランティアを11月30日に行うので、作業を手伝うボランティアを募集している。
前回は平日だったこともあり、参加者は60歳過ぎが人を中心の三条市内に住む14人。今回は土曜に設定し、集合場所の三条市総合福祉センターを午前4時出発、午後10時に帰着する。
福島県南相馬市から三条市内へ避難している人が、東日本大震災による原発事故の影響で立ち入りが制限されている地域へ一時帰宅して片付けなどの作業をするのを手伝うほか、今回は新たに市内を移動しながら状況の説明を行って少しでも被災した人たちとの意識を共有してもらう。
三条市では、これまでも市内の避難者を対象に一時帰宅支援としてバスの運行支援を行ってきたが、現地のボランティアが少なくなり、三条市からの一時帰宅支援のボランティアにその人手が割かれるのは申し訳ないと、ボランティアも三条市から派遣しようと前回、初めて支援ボランティアを行った。前回の一時帰宅は7世帯の10人が利用したが、今回はすでに4世帯が利用を申し込んでいる。
また、12日の定例記者会見で国定勇人市長は、ボランティア活動に必要な物資が不足しているという話も聞き、そうした物資の提供にも協力を求めた。
支援ボランティアは参加費無料で先着20人ていどを募集。三条市が用意するバスを利用する。申し込みは20日までに三条市社会福祉協議会(電話:0256-66-8511)へ。また、ボランティアの物資を提供できる人は南相馬市ボランティア活動センター(電話:0244-26-8934、http://ameblo.jp/v-home-net/)へ。募集物資は草刈機本体と替え刃、チェーンソー本体と替え刃など。