燕市立大関小学校(大石吉輝校長・児童107人)は13日、読書旬間行事として燕市の読み聞かせグループ「おはなしコロボックル」(龍道優子代表)による特別読み聞かせ会を開き、児童に絵本の読み聞かせで楽しく絵本にふれてもらった。
同校は毎週、朝の燕長善タイムを利用して主に低学年を対象に「おはなしコロボックル」のボランティアで絵本の読み聞かせを行っている。秋は同校が設定する読書旬間行事の一環で授業時間を割いて特別読み聞かせ会を開いている。
ことしの読書旬間は25日から12月6日まで。それを前に特別読み聞かせ会を開き、低、中、高学年の3回に分けて「おはなしコロボックル」のメンバー5人が読み聞かせを行った。
3、4年生の中学年対象の会は数冊の絵本を読んだり、ゲームをしたり。10歳ころは絵本から遠ざかる年齢だが、児童は2学年でも30人ほどと少ないこともあり、集中して聞いた。
『おまえうまそうだな』では、悲しいラストシーンにじんとし、『まゆとおに』では、女の子と鬼のやり取りに声を上げて大笑い。『ねこのピート だいすきなしろいくつ』では、一緒に歌ったり、リズムをとったり、『なんでやねん』では近くの友だちに「なんでやねん!」と突っ込んだり。時間を忘れて楽しんでいた。
大石校長は、ボランティアを続けている「おはなしコロボックル」に感謝し、ふだんは読み聞かせをしていない中学年や高学年の児童のようすを「みんな目が生き生きして引き込まれていました」と喜んでいた。