第11回山田昌男写真技法講座生作品発表会が15日から17日までの3日間、三条東公民館で開かれており、同講座に学ぶ三条や加茂、燕の写真愛好者が撮影した写真60点余りを展示し、勉強の成果を発表している。
同講座は、カメラのアート=本店・三条市東三条1=が新潟市の写真家山田昌男さんを講師に17年前から開いており、写真の基礎から一眼レフカメラを使った撮影技法、さらに撮影のマナーまで指導。三条と加茂の2会場で開催しており、2カ月に1回の講座をはじめ年数回の撮影会も開いている。
作品発表会は、実行委員会(寺沢毅実行委員長)が主催し、ことしの受講生40人のうち31人が2点ずつ62点と、賛助出品の山田昌男さんと(株)新潟フジカラーの小林貴雄さんの作品各1点の計64点を展示。
テーマは設けず、人物や風景、花などさまざまだが、半切サイズの写真を統一した黒い背景のパネルに納めた。各作品には、画題と撮影者のほか、撮影場所、使用カメラやレンズ、絞り値やシャッタースピード、さらに作品への想いのコメントもあわせて紹介ししている。
同講座の受講者は、初めてカメラをもった初心者から県展や市展などの公募展、二科展、全国組織の写真展や各メーカーのフォトコンテストで入賞を果たすベテランや実力者も多く、会場にはそれぞれの撮影者の想いを表現する見ごたえある写真が並ぶ。
初日15日午前、受講者が集まって展示作業を行った。開講当初からの受講している人など、長年継続している受講者も多いが、学ぶことは多いと言い「死ぬまで勉強」と笑う。寺沢実行委員長は、「講座生の輪を大切に、写真を趣味とする仲間づくり」を目指していると話し、「大勢の人に見に来てほしい」と来場を呼びかけている。
15日は午後1時から7時まで、16日は午前9時から午後6時まで、最終日17日は午前9時から午後4時まで。入場無料。