東京五輪選手村への洋食器や厨房用品の採用に燕製品をアピールしようとつばめ「東京オリンピック・パラリンピック」プロジェクトが始動 (2013.11.18)

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2020年東京五輪の選手村に納入される洋食器や厨房用品への採用をはじめ燕製品をアピールしようと18日、燕市と市内業界団体で構成するつばめ「東京オリンピック・パラリンピック」プロジェクトの第1回会議が開かれた。

つばめ「東京オリンピック・パラリンピック」プロジェクトの第1回会議
つばめ「東京オリンピック・パラリンピック」プロジェクトの第1回会議

メンバーは鈴木力市長と日本洋食器金属工業組合、日本金属ハウスウェア工業組合、協同組合つばめ物流センター、燕商工会議所、吉田商工会、分水商工会の代表の7人。

冒頭、鈴木市長はこれまでの経緯を話した。来年2月に東京五輪の大会組織委員会が設立されるが、鈴木市長はすでに10月に文部科学省へ出向き、燕市が東京五輪にどう貢献できるか検討を要望した。

個々の企業でアプローチする手法もあるが、地域でまとまった方が互いに好都合だろうと、燕市の業界がまとまって行動するようなプロジェクトを立ち上げることを文科省に伝え、「非常に好感度をもって受け止めていただいた」、「地域がまとまって提案することは、おそらく組織委員会も歓迎するだろうというお話もいただいた」と鈴木市長は手応えを感じた。

組織委員会が設立されるまで「準備をしたらいかがですかというサジェスチョンもいただいた」。そこで、2月以降の本格的なアプローチに向けて内部の意思統一や考え方をかためる作業に入ったらどうかとこの日の第1回会議の開催ということになった。

また、週末に『なぜ東京五輪招致は成功したのか?』を読んだことにふれた。同書には、誘致に成功したのはチームジャパンとして連携して一致協力して取り組んだことに尽きるとあり、燕市でも「地域をあげて一体感をもって連携をしながら取り組むということが成功のかぎだと思う」と関係者の協力に期待した。

メンバーは、東京五輪に向けてそれぞれの思いを話した。燕商工会議所の田野隆夫会頭は、県立武道館の誘致に成功すれば、世界の柔道選手の合宿などに使ってもらえば非常に有効。吉田商工会の美内信孝会長は、東京から新幹線でわずか2時間と近く、場を設定して燕の技術の源泉の現場を見てもらう機会をつくれないか、分水商工会の田中公一会長は、観光に結びつけることはできないか、燕市のスポーツも盛んになるようにとそれぞれ話した。

燕市のアピールポイントなどを話す鈴木市長
燕市のアピールポイントなどを話す鈴木市長

日本洋食器金属工業組合の捧和雄副理事長は、燕の若者にも大きな夢となっていく、日本金属ハウスウェア工業組合の池田弘理事長は、過去の五輪に地域がどうかかわったかかを事務局で検討することも大事、協同組合つばめ物流センターの浅野智行理事長は、よそがやってからやるのでは意味がないとした。

鈴木市長は、議会後にも東京都へ情報収集に行き、「早め早めに情報収集しながらプロジェクトにフィートバックしたい」とし、具体的には「五輪のための特別な新しいデザインを起こして、それをみんなで共同で作る」という手法も提案。メンバーからは賛同する声が多かった。

また、プロジェクトの名称が長いので、プロジェクトの内部では、東京五輪の誘致に成功した「チームジャパン」にならって愛称を「チームつばめ」として士気を高揚することにした。

東京五輪のスポンサーは、これまでと同様に一業種一社となりそうだが、燕市は“地域”としてスポンサー的にかかわることはできないかと考えている。ほかの地域との差別化のためにも燕市が打ち出したいのが、燕市(旧吉田町)出身で名誉市民のグラフィックデザイナー、亀倉雄策(1915-97)。前回64年の東京五輪で手掛けたポスターは、海外でも高い評価を受けている。

亀倉の作品は著作権があって使用は難しいが、鈴木市長は燕市のストーリーのひとつとして亀倉を組み込んで大会組織委員会にもアピールしていきたい考えだ。


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