12月に栃木県で開かれる「創造アイデアロボットコンテスト」関東甲信越大会(応用部門)に出場する燕市立燕北中学校の(長井宏校長)ロボコン部の2チームが19日、鈴木力燕市長を訪問した。
関東甲信越大会に出場するのは、県大会で優勝した3年生4人組の「ホワイト」と2位になった1年生3人組の「NKO」。ロボコン部顧問の藤原明教諭は昨年度、同校に赴任し、コンテストにかかわる新潟県技術・家庭科研究会の役員のこともあり、生徒に呼びかけてことし6月、ロボコン部を創部した。
県大会には女子3人組の「BBB」と3チームで出場した。初出場にもかかわらず2チームが関東甲信越大会の出場権を獲得。ロボットの製作費用は、燕市子ども夢基金の補助を受けたことから、鈴木市長を訪問した。
長井校長と藤原教諭、関東甲信越大会出場の2チームの生徒が2基のロボットを持参した。競技は1対1の対戦型で、仕切られたそれぞれのコートのボールを拾って相手のコートに入れる数を競った。
生徒はテーブルの上でロボットの操作を実演して見せた。ロボットには燕市の市章も張ってあり、ものづくりのまちをアピール。鈴木市長はロボットの動きに興味津々。「手作り感がいい」と目を細め、燕の観光もPRしてもらおうと、ロボットに張ってもらう燕市の観光マスコットキャラクター「きららん」のシールをプレゼントした。
関東甲信越大会で上位に入れば来年1月の全国大会へもつながる。「いざとなれば会場に応援に行きたい」と鈴木市長は話していた。