三条市立大島中学校(杉山敏校長・生徒58人)で25日午後1時半から昨年に続いて脳科学者の茂木健一郎さんによる寺小屋授業が開かれ、大島中全校生徒と同校学区内の大島小と須頃小の5、6年生51人が参加する。
茂木さんは昨年も同様に寺小屋授業を行っている。昨年は「挑戦」がテーマで、ことしは「自信と努力」をテーマに3時10分まで、体育館で100分間の授業を行う。
昨年は11月に行い、大島中同窓会が主催した。以前から講演の計画があり、たまたま縁があって茂木さんに寺小屋授業の講師を引き受けてもらった。
ことしは寺小屋授業に参加する大島中、大島小、須頃小の3校のPTAが主催する。ことしも寺小屋授業の講師を探すなかで、いろいろな声が上がったが、昨年の茂木さんの授業に反響が大きかったことからことしも茂木さんに依頼し、超多忙なスケジュールのなか、2年連続で茂木さんの授業が実現することになった。
大島中の生徒数は三条市内の中学校で最も少ないが、“寺小屋授業”と名付けたように「寺小屋のような小規模であることの良さを生かしたい」と杉山校長。昨年は対話形式で行い、茂木さんは事前の打ち合わせにとらわれずにアドリブで授業を進め、子どもたちの目線に立ったライブ感満点の授業で子どもたちの心をつかんだ。
今回の打ち合わせはするが、どんな展開になるかは想像がつかない。杉山校長は「昨年の寺小屋授業から1年たって子どもたちがどう変わったかを茂木さんにいちばん聞いてみたい」と話している。
保護者や地域の人にも来場を呼びかけている。参加したい人は22日までに大島中へ申し込む。問い合わせは大島中(電話:0256-33-2317)の山岸成男教頭へ。