県三条地域振興局は、25日午後1時半から加茂市・加茂文化会館で「障害児・者相談支援フォーラム」を開くので、生涯のある人もない人もともに暮らす地域づくりに興味のある人の参加を呼びかけている。
フォーラムは2部構成。1部は社会福祉法人「りとるらいふ」の片桐公彦理事長を講師に「地域生活を支える仕組み」をテーマに約90分の講演を聴く。2部は相談支援事業所の「ひめさゆり」=三条市=、「地域生活支援センターやすらぎ」=燕市=、「燕市社会福祉協議会」=同=の3施設が活動報告を行い、4時半に終わる。
講師の片桐理事長は上越市出身で、2002年にボランティア団体を設立して上越地域の障がいのある人たちの支援を開始し、04年にNPO法人化した。私的契約のタイムケアサービスを立ち上げ、障害児の放課後支援事業、ヘルパー事業、福祉有償運送事業などを展開。20年「社会福祉法人りとるらいふ」を設立し、理事長に就任。複合生活支援スペース「りとるの家」を開設した。
「相談支援事業」とは、障がいのある人が住み慣れた地域で自立して暮らすためには、住まいの確保や生活支援、就労などに対する支援が必要であり、障がいのある人の個別のニーズと地域の社会資源を適切に結びつけて調整を図る事業。
フォーラムは、同事業の普及啓発を図るとともに、地域で生涯のある人もない人も共に暮らし働く社会の構築に向けた機運を醸成することを目的に開く。
入場は無料だが申し込みが必要。同振興局のホームページやちらしには締め切りを記載するが、席に余裕があるため締め切りを延長している。申し込みや問い合わせは三条地域振興局健康福祉環境部(電話:0256-36-2232)へ。