三条市元町、ラーメン店「龍昇園」(刈屋栄二さん経営)は25日、五十嵐川を上るサケをスープに使った「氷頭(ひづ)みそラーメン」をことしも1杯100円の「チャリティーラーメン」として販売し、伊豆大島土石流災害とフィリピン台風30号で被災した人のために役立ててもらおうと売り上げすべてを寄付する。
「氷頭」は、サケの頭部の軟骨部分で、コラーゲンもたっぷり含む。五十嵐川で捕れたサケの氷頭のスープと通常のブタやトリを使ったスープを合わせたダブルスープを開発し、そのスープで作るみそラーメンを「氷頭ラーメン」(850円)として冬の季節限定で販売している。
「氷頭ラーメン」を発売した2004年に中越地震の義援金を寄付して以来、毎年、同様のかたちでチャリティーラーメンを行っており、今回でちょうど10回目。国内外の災害被災地などに寄付しており、同店の趣旨に賛同して100円以上をチャリティー募金箱に入れていく人も多い。
25日はチャリティーラーメンだけの販売で、「氷頭ラーメン」200食を用意。営業時間は午前11時から午後2時半までと、午後5時から売り切れるまで。例年午後6時半から7時には終了している。