強風が吹き荒れた26日午後、燕市内で先に火事で全焼した建物の一部が強風に飛ばされる恐れがあるため、燕・弥彦消防が出動した。
現場は、9日に火事で1棟が全焼、家人の遺体が見つかった燕市南4の店舗兼住宅。まだ建物の柱や外壁のトタンなどが残ったままになっている。
26日は三条で午後2時までに瞬間最大風速15.0メートルを記録する強い風が吹いており、外壁のトタンは風が強まるとバタンバタンと大きな音をたてて揺れ、いつ風に飛ばされてもおかしくない状態で危険なため、隣家の住民が119番通報した。
燕・弥彦消防は午後2時前に現場に到着して状況を確認し、風で飛ばされる危険性が高そうなトタンやアンテナをはずすことに。あれらも降る荒天のなかで作業となった。
午後2時までに燕市役所には風による被害の連絡はない。JR東日本の県内の在来線では、強風の影響で白新線、羽越本線、越後線、信越本線に遅れや運休が出ている。