燕市内13のボランティア団体でつくる燕ボランティア連絡協議会(竹野千恵子会長)と燕市社会福祉協議会(青柳芳郎会長)は12月1日午前9時半から燕市老人集会センターで第18回歳末たすけあいチャリティーバザーを開き、寄付を受けた遊休品の販売や飲食、野菜などを販売するので市民の来場を呼びかけている。
毎年恒例で、地元の企業・団体や市民が寄付してくれた商品や遊休品を販売して収益金を全額、県共同募金会燕市支会へ寄付している。昨年は好天に恵まれたこともあってか、過去最高の33万4,676円を寄付し、1996年からの寄付総額は累計437万2,728円にのものぼる。
ことし市内40社余りに寄付を呼びかける案内を送付し、市民からの寄付も呼びかけた。寄せられた物品は、企業は取り扱っている鍋、かま、包丁、洋食器、個人は贈答品と思われるタオルや石けん、シーツ、コーヒー、缶詰めなど。
どこの家でもうれしい入浴剤、料理好きならチョコレートモールド、ラジオやライトもついて防災用に役立つ充電式扇風機、懐かしいチキンラーメンのデザインのカップ、子どもにはぬいぐるみ、季節の味覚のギンナン。インフルエンザのシーズンにうれしいマスクも大量にある。
また、燕市に出身で東京に住む女性が学校のバザーで売れ残った物を段ボール箱ひとつ分、送ってくれるというありがたい申し出もあった。
寄せられた物品は会場の燕市老人集会センターに集め、28日は物品の確認と仕分け作業を行った。1996年にチャリティーバザーを始めるきっかけをつくった燕ボランティア連絡協議会会長の竹野千恵子さん(83)=燕市杉名=も作業に精を出した。
スタートから18年たった今も企業回りは竹野さんの仕事。「目標は…30万円ぐらい、いぐろのー」と竹野さんは期待する。「夜、うちに帰ると、なんでこんがことしてんだろうと思うとき、あるいね」と笑いながらも「来年まで会長の任期らっけ、それまで続けねばだめらこて」。寄付集めの役割を担ってくれる後継者の当てはないが、会長の任期の間はチャリティーバザーの仕事をまっとうしようと自分を鼓舞している。
チャリティーバザーは午後1時まで。飲食コーナーでは焼きそば、おでん、いなりずし、コーヒー、アズキ湯を販売するので、会場で昼食をと呼びかけている。ほかに手作り品販売、福祉コーナー、野菜販売コーナーもある。問い合わせは会場の燕市老人集会センター(電話:0256-62-4361)へ。