三条高校跡地に建設中の第一中学校と嵐南小学校の一体型校舎がまもなく完成するのを前に、国定勇人市長が28日、校舎を視察した。
グラウンドや外構の工事は来年も行われるが、校舎棟と体育館棟は12月15日までに完成。21日の午前中に竣工式を行ってから21、22、23の3日間、一般公開の施設見学会を行う。
国定市長が視察した28日、校舎棟と体育館棟はほぼ完成しており、設計業者など工事業者の案内で校舎内を回った。
校舎棟は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造り地上4階建で、体育館棟は、鉄筋コンクリート造一部鉄骨造で、屋内プールも含む地上3階建。
校舎棟の内装の配色は、廊下や天井は白が基調で、普通教室は黄緑色、特別教室ではオレンジや水色、赤などがアクセントカラーに。全体的に明るく、天井は高さ約2.8メートルあって、おとなでも開放的な高さだ。
「1-2」など各クラス名などはグラフィックでデザインされ、「多目的教室」、「小学6年生」など漢字の書体は「教科書体」に統一。文字の色は、ドアや窓枠と同じ黒で、引き締める。
ドアの一部がホワイトボードになっていたり、グラフィックデザインやライトの設置方法などに三条や統合する学校を表現するなど、ぱっと見ただけではわからないような遊び心のある思いや表現があちこちに込められている。
国定市長は、「ん〜、すごいね」、「すごいな〜」と小学校棟、体育館棟、中学生棟と、気になるところを質問しながら回った。アリーナ部分の床面積は1,871平方メートル。これは三条市総合体育館のアリーナ1,723平方メートルも上回る広さで、「想像を絶するな〜、この大きさ」と話し、新年度には子どもたちの声が響く大きな学校をチェックした。