「杉の子工房」の利用者が生産したサツマイモで作る「つるがや」の季節限定販売の焼き菓子「三条の焼き芋」が好評 (2013.11.29)

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三条市本町4、老舗菓子店「つるがや」(柄沢幸一社長)では、同市西本成寺1、障害福祉サービス事業所「杉の子工房」の利用者が生産したサツマイモでつくる季節限定商品「三条の焼き芋」が好評だ。

「杉の子工房」の利用者が生産したサツマイモで作った「つるがや」の季節限定商品「三条の焼き芋」
「杉の子工房」の利用者が生産したサツマイモで作った「つるがや」の季節限定商品「三条の焼き芋」

「三条の焼き芋」は、その年に仕入れたサツマイモがなくなったら終わる季節限定商品。ペースト状にしたサツマイモにバターと生クリームを加えて作る洋風仕立ての焼き菓子。素材の味や風味を生かそうと小麦粉を使わないため、ケーキのような軽い食感ではなく、サツマイモそのものが詰まったような重量感を感じる焼き菓子だ。1個168円。

「三条の焼き芋」は、4年前に社会福祉法人県央福祉会が運営する「杉の子工房」の五十嵐清美所長が飛び込みでサツマイモの営業に来たことから生まれた。柄沢社長は「せっかくだから、ふつうの焼き菓子ではないものが作れたら」と、最初の年は試作を何十回と繰り返し、ようやく次の年に発売。ことしで3年目を迎えた。

地元で収穫した材料を使い、食べた人からはおいしいと言う声ももらい、栽培した利用者にも喜んでもらえて「お互い様の気持ち。本当にありがたい」と話す。

「杉の子工房」では、数年前から障がい者の就労支援の一環で、大島地内の畑を借りて地域の人の協力や専門家のアドバイスを受けて農耕作業を取り入れ、各利用者の得意な作業を分担してサツマイモを中心に農作物を生産している。ジャガイモやサトイモ、タマネギ、ナス、ネギなど約10種類を収穫し、スマイル本町や10月に同作業所で行う収穫祭などで小売販売している。

「杉の子工房」の利用者が生産したサツマイモで作った「つるがや」の季節限定商品「三条の焼き芋」

五十嵐所長は、農作物の生産は、多くの利用者が参加でき、それぞれの得意分野を発揮できる部分も多いと言う。ことしは32人の利用者のうち30人が苗植えや草取りなど何らかの作業でかかわった。サツマイモの収穫量は少しずつ増え、ことしの秋は700キロ余りを収穫し、すでに完売。農耕作業による収入も増えている。

サツマイモをそのまま販売するには限界があるが、加工品にしてもらうことで地域とのつながりが広がり、より多くの人に喜んでもらい、利用者への理解が深まればと話している。

初年度からサツマイモを購入しているのは「つるがや」のほか、市内の「かつみ製菓」、「早通屋」の3店、今年は「いい湯らてい」のイタリアンレストラン「ゴッツオ・ラーテ」、「野菜の食卓ベジテーブル」の2店も加わり、各店オリジナルのサツマイモを使った商品を提供した。

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