燕市教育委員会は2日、昨年に続いて行った市内小学生を対象としたローカル検定「燕ジュニア検定」の表彰式を行い、Aクラスで満点の「燕ジュニア博士A」6人と90点以上の「1級」18人の24人に教育長特別賞を贈った。
ことしの燕ジュニア検定は昨年を5%近く上回る2,710人が受検し、レベルの高い順にAクラス78人、Bクラス756人、Cクラス1,876人が受検した。Aクラスは昨年、満点がなく、90点以上の6人に教育長が各学校を回って教育長賞を手渡したが、ことしは6人が満点になったことから、表彰式を行った。
午後5時から市役所つばめホールで行い、対象の児童と保護者も出席。上原洋一教育長はあいさつで、Aクラスで6人も満点になったことに「大変、たくさんの人が頑張った」と喜び、「皆さんがますます燕市のことを好きになり、もっともっと燕市のことを詳しくなり、そのエネルギーを糧にしていろんな分野で活躍してほしい」と期待した。
来賓として鈴木力市長は、ジュニア検定で学んだことを生かし、市外の人などに燕の魅力をPRしてほしいと願った。上原教育長から児童に燕ジュニア検定のキャラクター「つばけん博士」が印刷された教育長特別賞を手渡すとともに、満点の6人には、つばけん博士をデザインした認定バッジも贈った。
受賞者を代表して満点の粟生津小6年小嶋聖奈さんが「燕市の歴史や文化についてたくさんの発見をすることができ、とても良い経験と成りました。これからも燕市についてたくさんのことを勉強していきたい」とあいさつし、全員で記念写真も撮影した。
Aクラス受検者は2年生2人、3年生0人、4年生10人、5年生13人、6年生53人だったが、満点の最年少は、燕東小2年佐藤葉太君。問題を理解するだけでも難しい年齢にもかかわらず、昨年は市内小学生がひとりも満点を取れなかったAクラスで満点の快挙だ。
昨年はCクラスを受けて、ことしはBクラスを受検の予定だったが、葉太君の勉強がはかどっていたのと、葉太君がテレビゲームのソフトがほしいと言っていたことから、お母さんがAクラス満点ならソフトを買って上げると約束して挑戦。葉太君は見事に挑戦に成功し、すでにソフトをお母さんに買ってもらった。
葉太君は「覚えづらいところもあった」と言いながら平然としたようすだったが、お母さんの話では、受験後は1問を間違えたのではないかと、思い切り落ち込んでいたとか。「落ち着きのない子で、まさか満点とは」とお母さんも驚いていた。満点の燕ジュニア博士AとAクラス1級は次の通り。敬称略。
■燕ジュニア博士A(満点)
■Aクラス1級(90点から99点)