燕三条地場産業振興センターは6、7、8日の3日間、「年末刃物フェア2013」を開いており、包丁や鍋などの下取り買い換えセール、フェア特価の金物市、県内外から出店の「北海道&うまいもの市」など盛りだくさんのイベントを行っている。
ことしも同センターの多目的大ホール全体を会場に、約半分のスペースを金物特価市など包丁や鍋、園芸用品などの販売、もう半分を「北海道&うまいもの市」として北海道味覚市をはじめ甲府、八戸、十日町、奈良の特産品、野菜・果物即売会など、北海道や九州など県内外の出店者の食品や特産品が並ぶ。
年越しや新年は新しい鍋や包丁でといって利用する人もいる「包丁・鍋・園芸はさみの下取り買い換えフェア」は、使わなくなった包丁、鍋、園芸はさみを下取りし、1点につき1枚、同フェア開催中に使える10%の割引券と引き換える。地場製品をさらに安く買うことができ、1,000点以上が持ち込まれる年もある人気のイベントだ。
メーンの金物市では、燕三条製の包丁や鍋、ザル、ヤカンなどが、500円、800円など同センターで通常販売している値段よりもさらに割り引いて特価販売している。三条と燕の包丁メーカーも出店し、一般用からプロ用まで用途にあわせたアドバイスを受けて買い物ができる。
7、8日の2日間は、実演や体験も行われる。1丁500円からの包丁研ぎ、1丁900円からの裁縫鋏や洋裁鋏などラシャ切研ぎ、片面500円からで限定50枚を受付けるまな板削りから、刃物アドバイザーによる刃物相談会、伝統的工芸品「越後三条打刃物」展示即売会も。
さらに、参加費無料で鉋(かんな)削りコンテストを開く。2日間とも午前11時からと午後2時半からの2回行い、開始10分前から会場で受け付け、上位入賞者にはカップ麺の三条カレーラーメンなどをプレゼントする。
年末刃物フェアは、午前9時半から午後5時までで、最終日8日は午後4時まで。入場無料。
年末恒例のイベントで、昨年まで「年末刃物特価市」の名称で開いていたが、今回から「年末刃物フェア」として開催。特価で販売する内容に大きな変化はないものの、「メードイン燕三条」の製品を取り扱うイベントとして、より信頼のおける燕三条産地や製品をアピールしたいと変更し、客を呼び込んでいる。