サンタクロースにふんして子どもたちにクリスマスプレゼントを届けようと、三条市のお笑い集団「笑健(しょうけん)」は23、24、25の3日間、スマイルサンタプロジェクトを行うので市民の利用を待っている。
笑健のメンバーと有志で行うもので、対象は三条市と燕市。申し込んだ家へ出向き、親などから子どもたちへのプレゼントを受け取り、親に代わって子どもたちに渡す。加えてマジックやバルーンアートなどを披露して子どもたちを楽しませてあげようと計画中。利用者は交通費として500円で利用できる。
漫才コンビ「根菜」を組む笑健代表の近藤雅哉さん(20)と三条商業高校1年斉藤綾乃さん(16)も参加する。近藤さんは「自分が子どものころ、親が裏口から玄関に回ってプレゼントを置いて、ピンポンダッシュをしてプレゼントに苦労しているのを覚えていて。笑健でおもしろおかしくその代行ができれば」と言う。
相方の斉藤さんもことし10月に笑健に加わったばかり。しかし、ひところよりメンバーが減ってお笑いライブを主催できず、出演の場が少ないこともあり、サンタクロースの代役とはいえ、「現場で鍛えてあげたい」という思いもある。
8日は三条東映のお笑いライブに「根菜」で出演。斉藤さんは「楽しいけど緊張しますね。おなかが痛くなります」と苦笑いするが、今回のプロジェクトには「子どもといっぱい会えるのが楽しみ。喜んでもらえたらいいな思う」と期待していた。サンタクロースの代行を頼みたい人は近藤さん(電話:090-5507-2795)へ申し込む。