「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことを祝って三条市は、「食育の日」の19日から1カ月間を「和食を楽しむお祝い月間」として和食の魅力を堪能する取り組みを行う。
市内各小学校で学校給食、25日に裏館小学校で市民給食試食会、「私の和食」作品募集、地産地消推進店が自慢の和食提供を行う。
学校給食では「目指せ!食べ方名人」と「だし倍増のおいしい料理登場」を行う。「目指せ!食べ方名人」では小学校ごとに行い、担任や栄養士が先生役となって給食で和食の食事作法を伝授する。24日に行う一ノ木戸小では、国定勇人市長も“生徒役”で参加する。
「だし倍増のおいしい料理登場」は、19日の学校給食でだしメーカーの協賛によりカツオやシイタケ、コンブのだしをふだんよりたっぷり使った料理を提供する。
市民給食試食会は25日正午から裏館小学校で開き、食事作法と和食の基本であるだしの取り方も学べる。当日の献立は「鮭の味噌焼き」、「切干大根和え物」、「三条っ子汁」、「七分つきごはん」、「梨」で参加費300円、先着50人で締め切る。
「私の和食」作品募集は、「私の和食」をテーマにした写真、絵、俳句、作文の4部門を募集し、応募作品をホームページなどで紹介。そして地産地消推進店では、地元食材をたっぷり使った期間限定の和食をラインナップ。参加店はあとでホームページに掲載する。
国定市長は10日行った記者会見で、「和食」のユネスコの無形文化遺産登録の反響が少なく、「あまり波風が立たないので、ここで立たせてやろうというのが今回の企画ですね。恥ずかしながらわたしもはしを上手に持てませんから、この際、ちゃんと学ぼうと思います」と話した。
これらの取り組みについての申し込みや問い合わせは健康づくり課食育推進室(電話:0256-34-5511、内線477)へ。