燕三条地場産業振興センターと財団法人日本産業デザイン振興会は12日、燕三条地域リサーチコアで「GOOD DESIGN AWARD 2013燕三条受賞商品プレゼンテーション」を開き、今年度、グッドデザイン賞を受賞した燕三条地域の8社と1団体がそれぞれの商品についてプレゼンテーションを行った。
今年度は3,400件の応募があり、794社の1,212件が受賞。本県は15社の22件で、燕三条地域は8社と1団体の計13件。
さらに、「明日を拓くデザイン、未来を示唆するデザイン」として審査委員長が指定した対象100件の「グッドデザイン・ベスト100」に(株)富田刃物の刈り払い機用回転刃「トミタディスク」と燕三条地場産業振興センターの「燕三条『畑の朝カフェ』」が選出され、「トミタディスク」は特別賞の「ものづくりデザイン賞」も受賞した。
午後3時からのプレゼンテーションでは、燕三条地域の受賞者が、プロジェクターを使って5分ほどでそれぞれの受賞アイテムを紹介。商品開発のコンセプトやアイデア、商品の機能性やその効果などを発表した。
主催の日本デザイン振興会の鈴木紗栄事業部課長代理はあいさつで、これまでの「モノづくり」だけではない「コトづくり」の受賞アイテムも登場していることにふれ、燕三条のモノづくりが、コトづくりもあわせて世界へ発信していっていることはうれしいことと話した。
特別講演会では、2013年度グッドデザイン賞審査員の(有)オッティモ代表取締役の山本秀夫さんが「デザインの断面」をテーマに講演。続いて「地の潜在力を引き出すデザイン〜燕三条からのBest100」をテーマに、山本さん、(株)富田刃物の富田博之常務、燕三条「畑の朝カフェ」プロジェクトメンバーのハーベスト代表の土田信行さんの3人がトークを繰り広げた。燕三条地域の受賞商品は次の通り。
[2013グッドデザイン賞]