本格的な雪となった12日の三条は、最低気温0.2度で11月29日の0.5度を下回るこの冬いちばんの厳しい寒さとなった。
最高気温は未明に記録した5.6度、日中も気温は下がって夜になって最低の0.2度を観測した。
前夜来の雨が12日になって気温が下がるとともにみぞれに、さらに雪に変わって午後からは遠くの景色がかすむほどの本格的な雪になった。
市街地は一面の銀世界になり、交通量の少ない道路は雪が積もることもあったが、幹線はほとんど積もらず、積もってもシャーベット状に残るていどだった。
このところぐんぐん気温が下がり、冷え込みが厳しくなっていたとはいえ、大粒の雪が音がするかと思うほどどさどさと降るようすに一気に真冬が到来したよう。まだ、冬用のタイヤに変えていない車も多いが、考えて見ればすでに12月中旬に入っており、いつ大雪が降ってもおかしくない時期だ。
新潟地方気象台の12日午後4時40分の発表では、県内の海上では13日明け方から夜のはじめころにかけて大しけとなり、高波に警戒を呼びかけるとともに、落雷や竜巻などの激しい突風、降ひょうにも注意を呼びかけている。
12日夜から13日朝にかけて、上空に寒気を伴った低気圧が日本海を東北東に進み、県内では大気の状態が非常に不安定となる。低気圧の通過後は冬型の気圧配置が強まる見込み。
新潟県の海上では、しけとなっており、13日明け方から夜のはじめころにかけて大しけとなる。13日にかけて予想される波の高さは、佐渡、下越、中越、上越ともに6メートル。