加茂箪笥協同組合が特別養護老人ホーム「第三平成園」に加茂桐箪笥50さおを納入 (2013.12.17)

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加茂箪笥協同組合(茂野克司理事長)は13日、加茂市神明町1、特別養護老人ホーム「第三平成園」からの注文を受けて生産した伝統的工芸品の「加茂桐箪笥」50さおを納品、増築した同施設の50部屋すべてに桐たんすを設置した。

 特別養護老人ホーム「第三平成園」に寄付した加茂桐箪笥50さおを設置する加茂箪笥協同組合
特別養護老人ホーム「第三平成園」に寄付した加茂桐箪笥50さおを設置する加茂箪笥協同組合

第三平成園は、ユニット型の特別養護老人ホームとショートステイなどを社会福祉法人加茂福祉会が運営し、平成21年に開所。このほど、50床の増築工事が完了。それにあわせて、加茂市を代表する産業の「加茂桐箪笥」を各部屋に設置し、利用者に木のぬくもりを感じてもらうとともに、伝統的工芸品の産地振興と技術の継承を図っていこうと同協同組合に相談、計50さおを発注した。

これだけ大量の桐箪笥が設備された施設は、全国生産の約7割を占める加茂ならではの取り組みで、全国でも珍しいという。

納入した桐たんすは、幅70センチ、高さ80センチ、奥行き40センチで、引き出しが4つの「小袖4段」と呼ばれるタイプ。同協同組合のメーカー計18社が、1社2、3さおを生産した。おおよそのサイズと形は決まっているが、ほかのたんすと区別できるようにとの施設からの指示もあり、各メーカーとも金具や多少のデザインを変えて生産した。

引き出しの金具は金色、銀色、黒色で、古典的なスタイルやモダンな仕様などさまざま。タンスの角に丸みをもたせたりするなど、少しずつ変化がある。

たんす1さおは8万円余りの適正価格での発注。茂野理事長は、産業振興、事業継承や「加茂桐箪笥」のPRにと大量注文に「組合としてもありがたい。長く使ってもらえれば」と感謝するとともに、仕様などをみると価格以上のサービスをしているメーカーも少なくないと話していた。

また、新しい建物は3年くらいは水分を出すと聞いたとして、湿度など設置環境を考慮して納品の桐たんすの仕込みを緩くしていると言う。加茂の職人の技が盛り込まれた逸品だ。

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