小型農業機械製造業の株式会社ホクエツ(浅野智行社長・本社燕市物流センター2)は、ことし5月に発売した消臭・除菌水「セラ(CELA)」431本を燕市内の公私立の保育園と幼稚園、小中学校に寄付した。
18日午前10時半に浅野社長と宅配事業部の本間泰幸さんが市役所を訪れ、鈴木力市長に目録を手渡した。431本は保育園と幼稚園に173本、小中学校258本の内訳で、各施設の各部屋、学校の各クラスに1本ずつ寄付し、すでに納品したところもある。
「セラ」は、同社がこれまで同様の商品の完成品を仕入れて販売していたものをさらに改良して自社生産したもの。インフルエンザやノロウイルスが増えるこれからのシーズンはとくに効果を発揮し、手を消毒できるのはもちろん、空気中に噴霧して空間除菌もできる。
アルコールを使っておらず、次亜塩素酸ナトリウムの欠点を無くした弱酸性で、目や口に入っても安全で安心して使えるのが特徴。さらに消臭効果も高く、燕市内の介護施設でも使われている。300mL入り1,680円で、同社宅配事業部で扱っている。
同社は毎年、県央地域で回収した牛乳パックを原料の一部に再生したティッシュペーパー「グリーンセイビング」の売り上げの2%を「グリーンマネー」として燕市に寄付しているが、今回はそれを休んで代わりに「セラ」を寄付。浅野社長は「セラをほしいが予算がないという話を聞き、インフルエンザが流行するので、セラの方が喜ばれるのでは」と話していた。