三条市総合型地域スポーツクラブ「りんぐる」は18日午後2時から三条市体育文化センターでスペシャルプログラム「はじめてのベリーダンス」を開き、32人が参加して地元ではめったに体験できないベリーダンスに挑戦した。
講師は長岡市を中心にベリーダンスを指導している“AKI”こと添田亜希さん(31)=燕市一ノ山=。添田さんが用意したベリーダンスコスチュームのコインやビーズ、フリンジなどが下がったボトムスの上に巻くスカーフ「ヒップスカーフ」を試着してベリーダンスを体験してもらった。
初心者でいきなり全身を使ったダンスは難しい。腰を振ったり、上半身を回転させたり、左右の腕を交互に上下させたりと、体のパーツを動かすベリーダンスの基本的な動作を繰り返した。
ここでは、ただダンスを学だけでなく、シェイプアップに生かすのも大きな目的。添田さんは、「このお肉を横に」、「腰を壁ぶつけるように」、「こうした方がストレッチになると思います」、「これはバストアップの効果があるんです」などと、体にいい動作のこつも指導した。
参加した32人は、「りんぐる」の会員が21人、一般11人の内訳。全員女性、60歳前後が中心で、「肉をぷるぷるさせんだね」、「なんでもできね」と笑いながら楽しく体を動かしていた。
三条市内に住む30歳の女性は、3年ほど前から新潟市内のベリーダンス教室に通っているが、ちょうど仕事が休みの日に当たり、市内でベリーダンスができるとあって参加した。一目で初心者ではないとわかる美しいダンスを見せ、「また都合がついたときは参加したい」と身近でベリーダンスを学べる機会を喜んでいた。
講師の添田さんは5年ほど前から長岡市の指導者についてベリーダンスをならい、一昨年から長岡市のベリーダンスのサークル活動で指導にもあたっている。ベリーダンスにはエジプトとトルコの2つの大きな流れがあるが、添田さんは国内では比較的、愛好者の少ないトルコのベリーダンスだ。
ベリーダンスは跳んだり跳ねたりといった激しい運動は少ないので年をとっても続けることができるが、「インナーマッスルをすごく使う」、「ふだん使わない筋肉を使うことができる」と添田さんはベリーダンスが健康につながる運動でもあることを強調する。
「本場では70代でダンサーを続けている人もあり、年をとるとより美しく踊れるようになると言われる」と年齢を理由に尻込みせずに気軽な体験を待っている。
「りんぐる」では、中高年に人気のプログラム「おなかシェイプビクス」の元になったベリーダンスを地元の人たちに紹介しようと18日と20日の2回、ベリーダンスを体験するプログラムを企画した。
1回目のこの日は20人ほどの参加を見込んだが、それを5割以上も上回る参加だった。20日は午後7時半から三条市体育文化センターゲートボール場で開く。受講料は、りんぐる会員は無料、非会員は500円。はだしで踊るが、ゲートボール場は床が人工芝のため、必要なら靴下や内履きを持参する。参加は事前申し込みは必要なく、当日、会場で受け付ける。問い合わせは、りんぐる(電話:0256-34-0222)へ。