総合的学習で環境問題に取り組んだ三条市立裏館小学校の6年生が20日、全校に呼びかけた新聞回収などの売り上げ金1,200円を赤い羽根共同募金に寄付した。
午後2時40分に6年生10人の「再生紙グループ」を代表して水口大夢(ひろむ)君と鈴木晟瑠(せいりゅう)君の2人が三条市総合福祉センターを訪れ、三条市社会福祉協議会の小林東一事務局長に善意を入れた封筒を手渡した。
同校の6年生は、総合的学習で環境問題に取り組んでいる。1学期は全体で現状を知る学習を行い、2学期は植物を植えたり、節水・節電、廃油キャンドル作りなどグループに分かれて活動。再生紙グループもそのひとつだ。
再生紙グループは、6年生60人のうち1組7人、2組3人の計10人で活動。11月末から全校児童に呼びかけて新聞や段ボールなど古紙回収と再生紙回収を行った。回収した紙類は、インターネットで調べた燕市の資源回収業者に引き取ってもらい、その売り上げすべて1,200円を寄付した。
苦労したところは、全校児童が登校時に持ってきてくれた古紙をグループメンバーが1階の玄関で受け取り、6年生教室の3階まで運び上げたこと。児童は、「世の中で、ひとりでは大変と思う人のために使われたら改修してもらったかいがあります」。
小林事務局長は「赤い羽根を思い出してくださってありがとうございます」と礼を述べ、子どもたちの温かい気持ちに感謝した。