平成26年4月に開校する三条市の小中一体校の第一中学校・嵐南小学校の小中一体型校舎が完成。21日午前9時半から、同校アリーナで竣工式が開かれ、参列者は新しい学校への期待を膨らませて完成を祝った。
来賓、三条市、三条市教育委員会、第一中学校と嵐南小学校に統合する四日町、条南、南の3つの小学校、自治会長、工事関係者などが出席。アリーナは三条市総合体育館よりも広く、その半分弱ほどを紅白幕で仕切り式典会場とした。
ステージには第一中学校と新しい嵐南小学校の2つの校章が付いた演台が中央に置かれ、これから新たな歴史を刻む演台を前に国定市長が式辞を述べた。
国定市長は、小学校と中学校の教職員が連携して生み出す創意工夫のある教育活動の成果が期待されることと、地域コミュニティーの核となる施設にしたところが特色と話し、「ふるさと三条に誇りをもち、個性を輝かすことができる子どもたちが育ち、社会に羽ばたいていく、その日が待ち遠しく感じられる」と期待した。
吉田実副市長が事業概要報告、熊倉均市議会議長の祝辞に続き、来春から同じ校舎で学ぶ4つの学校から第一中2年堀尚行さん、四日町小6年小林高大さん、条南小6年の吉田朱里さん、南小6年梅田未悠さんがお礼の言葉を述べた。
「私たちは新しい第一中学校の最初の新入生となります。これまでの伝統を大事にしながら、新しいよき伝統や楽しい思い出をこの校舎でつくっていきたい」と、それぞれが新しい学校生活の豊富や期待の大きさを言葉にした。
続いて、正面玄関前に移動してテープカットを行い、竣工を祝った。
同校は、敷地面積約35,000平方メートル。校舎棟は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の地上4階建で延べ床面積約19,300平方メートル、体育館棟は鉄筋コンクリート造一部鉄骨造の地上3階建で同じく約8,700平方メートル。平成26年4月に開校し、約1,470人の子どもたちの新しい学校生活がスタートする。