14、15の2日間、山形県山形市で開かれた第68回日本おもと名品展で2回目の最高賞、内閣総理大臣賞を受けた熊谷半一さん(82)燕市小池=は25日、鈴木力燕市長を表敬訪問した。
日本おもと名品展は公益社団法人日本おもと協会主催で毎年開かれている。古くから愛好者を集める園芸植物、オモト(万年青)の葉芸を競う全国大会で、全国51支部から選抜されたオモトが集まって優劣を競っている。
熊谷さんは自身が命名した品種「紫雲楽(しうんらく)」という品種で出品して内閣総理大臣賞を射止めたが、以前も同賞を受けており、今回が2回目の快挙だ。
オモトを愛好して40年ほどになるが、「最初はどれだけ涙したかわからんてね」と苦労を話す熊谷さん。今回の名品展は「いいとこまでいくとは思ったけど、傷がついててね」と最高賞までは期待していなかっただけに喜びもひとしおだ。
鈴木市長はさすがにオモトに関する知識はほとんどなく、いろんな角度からオモトを観察して「良し悪しをどこで判断するのかわからない…」と頭をかいていたが、「ご活躍をお祈りします」と今後の活躍に期待していた。