ことしも残すところ5日となった27日、三条市のJR北三条駅西側の中央市場で二七の定期露店市が開かれ、曇り空の下で市民がユズリハやマツ、しめ縄、タコや塩引鮭やモチなど正月用品を買い求めていた。
買物客が増え始めた午前7時の気温は3.8度。小雨が降るなか、年末の臨時を含めて97店が出店した。しめ縄やマツ、ユズリハ、ナンテン、モチ、キナコ、小豆、打豆、ギンナン、クワイ、レンコン、赤カブ、タコ、塩引鮭など正月用品を前に並べる店がほとんどだった。
ここでは31日にも花や生鮮品、モチなど中心の歳末臨時市が開かれるが、品ぞろえが豊富な定期市は年内はこの日が最後。この日の夜から冬型の気圧配置となるとの予報だったが、朝は今の時期にしては暖かく、年末年始用の買物にと大勢の人が訪れていた。
鮮魚関係の出店者によれば、タコやサケなどの値段は昨年並み。「元の値段はなんでも上がってるろも、売り値は上げらんねて」と話し、「3500円らろも3000円でいいて」。野菜を並べる農家も「ダイコン最後らっけ50円でいいね」と年末のサービスも盛んだった。
大みそかの31日の歳末市は20店ほどが出店し、新年の市は1月7日から。また、四日町市場で5と10のつく日に開かれている「五十の市」は、年内は30日が最後で、新年は昨年までの5日は休み、1月10日からスタートする。