オーバーアーケードが解体工事中の燕市・サンロード宮町に面した戸隠神社(星野和彦宮司)では、この大みそかも例年通り神事を行って新しい年を迎える。
大みそかの午後11時から1年間の不浄、不幸、災いをはらう大祓式と除夜祭、午前0時を期して燕御神楽新伶会による除夜太鼓と神職による社頭祓いを行って参拝者を迎える。午前1時から新年最初の歳旦祭を行い、その後、新年の祈とうを終夜、受け付ける。
歳旦祭後、社頭で先着500人に福銭守りを無料配布する。この福銭守りは2001年、愛子内親王殿下が誕生されたのを機に、赤ちゃんをくるむ“おくるみ”に模して作ったもの。毎年、大みそかの午後11時に店を開いて日本一早い初売りを行う商店街の有志から配布してもらっていた。ことしはアーケードの解体工事でこの初売りが行われないことになったため、戸隠神社から配布する。
授与所では、ことしもさまざまなお守りや縁起物を扱う。近年のいちばん人気は、戸隠神社の神使、龍神をデザインしたストラップ(1,000円)。本翡翠(ひすい)も使われており、パワースポットブームにあやかり、運気上昇、運気好天を願う。
縁起物では、遷宮奉祝記念として3,000円以上の熊手には開運招福の特別祈願をした“一尺木製神札”を付録に付ける。また、キティちゃんお守りは県央地域で唯一、戸隠神社で扱っているが、来年はキティちゃんの生誕40周年にあたり、それを記念した特別限定お守りも大みそかから頒布する。
解体工事中のオーバーアーケードは、歩道は通行できるものの車道が通行止めになっているが、31日から1月4日までは車道の通行止めが解除されることになり、同神社では例年並みの参拝客を見込む。
星野宮司は「平成26年は運勢気学上、長い不況のトンネルを抜け、経済の発展する時期に入る。開運招福岩戸開きの神々をまつる戸隠神社に初詣し、生まれ変わった気持ちで新しい年を迎えていただきたい」と参拝を待っている。