三条市森町地内の五十嵐川にこの冬もたくさんのハクチョウが飛来しており、「白鳥の郷公苑」のオープンもあって見物客は例年以上のにぎわいだ。
ハクチョウの飛来地は鶴亀橋下流側の河川敷。大みそかの31日午後は、100羽余りが川面に浮かんで羽を休めていた。
昨年暮れ、右岸堤防の上に「白鳥の郷公苑」が完成。テラスに上がって肉眼でハクチョウを観察できるほか、寒さを気にせず暖かい室内からスコープを使ってゆったりと観察することもできる。
31日は変わりやすい天気で、午後からは時々、日が差すこともあった。駐車場には県外ナンバーの車もあり、帰省客の家族連れが目立った。公苑の管理人が河川敷に降りてえさのもみ殻をまくと、距離を保って川に浮いていたハクチョウが密集。見物客も一緒にえさやりを手伝い、子どもたちは大きなハクチョウが「クークー」と大きな鳴き声を上げてえさをついばむようすに大喜びで、親はハクチョウをバックに写真を撮っていた。