新潟市岩室観光施設「いわむろや」(小倉壮平館長)は新年初開館の2日、恒例のもちつきを行って来館者にふるまい、新春の雰囲気尾を舌で味わってもらった。
午前と午後の2回、それぞれ2うすずつ、1うす2升で計8升のもち米をつき、合わせて300食分を振る舞った。「いわむろや」では周年イベントや夏まつりなど年数回のもちつきを恒例にしているので、慣れたもの。館内にビニールシートを敷いてうすときねを使ってつき、つきあがるとすぐに丸めてあんこ、きな粉と一緒に皿に載せてできあがりだ。
来館した子どもたちもおとなに手伝ってもらって一緒にきねを振り、見物を待つ人からはきねを振るタイミングにあわせて「よいしょ!」と自然にかけ声があがり、子どもたちも張り切っていた。もちがつきあがると行列ができ、すぐにもちがなくなっていた。
岩室温泉では、昨年を中心にその前後を含む3年間を岩室温泉開湯三百年祭として「いわむろや」はもちろん、地域の人たちと一体になって記念イベントに取り組んでいる。
昨年初めて行った岩室温泉開湯三百年祭りについて小倉館長は「参加する人も楽しむ人もいいバランスでできた」と手応えを感じた。三百年祭の最後の年が始まり、「この3年間の取り組みを来年以降も残せるものにしていきたい」と話している。