三条市シルバー人材センターは12月28日、三条市総合福祉センターで我が家の雑煮作り教室を開き、参加した22人から別物と言えるほど大きく異なる5つの家庭それぞれの雑煮の作り方を学び、味わってもらった。
先に開いたしめ縄作り教室に続く第2弾。84歳を最高齢に同センター会員の女性5人が講師となり、それぞれの家庭で作っている親に学んだ我が家の雑煮のレシピを指導し、受講者は5つの班にわかれてそれぞれの家庭の歴史を繁栄した雑煮のレシピを調理実習し、試食した。
もちを使うこと以外は共通点がないというくらい5種類の雑煮は異なる。しょうゆベースをはじめ、みそやしょうゆ、塩も使ったり。大きく切った野菜がごろごろ入った具だくさんな雑煮や大きな甘塩鮭の切り身を入れたもの、鶏ガラと煮干しでだしをとったものも。福島県会津地方の出身者は、澄まし汁風の上品であっさりした印象の雑煮で、千差万別だ。
受講したのは男5人、女17人の22人で、同センターの会員と非会員がほぼ半々。それぞれが指導を受けた講師の雑煮を試食したあと、各テーブルを回って雑煮を食べ比べし、飲食店に並ぶような料理と違って家庭料理の幅の広さを自分の舌で確かめていた。
■完成した5つの家庭の雑煮