燕市国上、道の駅国上ふれあいパーク久賀美では、「成人の日」の13日午後2時50分から同所駐車場に会場を移して第9回久賀美塞の神(さいのかみ)を行い、新潟の小正月の伝統行事を楽しんでもらう。
塞の神は、新潟県をはじめ雪国で行われる小正月の風物詩。しめ縄やだるま、正月飾りなどを持ち寄ってタケを組んで作る塞の神の火にくべて燃やす。習字の燃えかすが高く舞い上がると“腕が上がる”と言われ、塞の神の火で焼いたするめやもちを食べると1年間、健康でいられるとも言われる。
ふれあいパーク久賀美では地元の長辰ボランティアの会の協賛で毎年開いており、僧りょが祈とうしてから塞の神に点火。てまりこんにゃくを1本100円、福するめを一本300円で販売するほか、甘酒を無料でふるまう。
ただ、これまでは裏手の酒呑童子神社前の駐車場で行ってきたが、ことしは昨年の酒呑童子行列と同様、同所前の県道に近い道の駅国上駐車場の緑地に初めて会場を移し、県道を走る車のドライバーにも塞の神をアピール。地元の人に限らず広く大勢の参加を呼びかけている。問い合わせはふれあいパーク久賀美(電話:0256-98-0770)へ。