燕市分水地区の分水商工会(田中公一会長・497会員事業所)は、24日午後4時から分水福祉会館で初めて津軽三味線の生演奏と組み合わせた会員事業所の新年会「新春のしらべと商工会新年会」を開き、生演奏には会員外の参加も呼びかけている。
新春のしらべの出演は、唄と津軽三味線の木田亜矢さんと津軽三味線の佐藤匠さんの二人でつくる「Unit弾(ユニット ダン)」。新潟市を中心に演奏活動を行っている。
木田さんは長岡市出身で津軽三味線日本一決定戦女性部門で3位の実績があり、唄でも「おけさ日本一大会」優勝、津軽五大民謡コンクール桜花グランプリ争奪戦の津軽あいや節部門で2年連続優勝している。
佐藤さんは津軽三味線奏者の父と津軽出身の母をもつ。「Unit弾」ではリーダーで、「NHKヤングフェスティバル」や「内閣総理大臣争奪戦」などで伴奏の経験がある。
この日は1時間近くにわたり津軽三味線を演奏。伝統の日本音楽が持つ躍動と情緒を三味線のアンサンブルと唄で披露する。その後、午後5時から商工会新年会を開く。
会員事業所の新年のあいさつにと毎年、新年会を開き、70人前後の参加がある。昨年までは新年会の前段で優良永年勤続従業員表彰を行ってきたが、出席者が少ないのが悩みのたね。そのため、新年会とは切り離して昨年のうちに商工会が事業所に出向く形で表彰した。
代わりに新年会では気持ち豊かに楽しめるイベントで大勢に参加してもらおうと、初めて生演奏を組み合わせることにした。好評なら来年以降も同様の形で開く考えだ。
生演奏は会員事業所でなくても無料で参加できるが、会員事業所の紹介が基本になっており、詳しくは同商工会(電話:0256-97-2181)へ。