燕市社会福祉協議会(青柳芳郎会長)は今春、小学校に入学する燕市内の児童で、ランドセル購入が困難な世帯にランドセルをプレゼントする。初めての取り組みで県内でもおそらく初めて。
ただし、生活保護世帯は除く。原則として男児は黒、女児は赤のランドセルを現物で贈呈。入学予定校にランドセル以外の指定の通学かばんがある場合はそれを支給する。
歳末たすけあい募金に寄せられた善意をランドセルの購入費に充て、1個2万円で10個分、20万円を予算化した。
燕市社協は昨年暮れにもクリスマスプレゼントの購入費に充ててもらおうと、一定の所得を下回る世帯を対象に5,000円を支給する事業を行い、対象者に直接の案内は行わなかったものの、想定を上回る113件の申請があった。
ランドセルのプレゼントはそれに続く事業で、晴れやかな気持ちで入学式を迎えてもらおうと初めて行うもので、全国的には例があるが、県内ではほかに例がないようだ。
申請は燕市社協の本所、支所にある申請書に記入し、世帯全員分の住民票と世帯の課税証明書を添付する必要がある。申請期間は15日から2月10日まで。詳しくは燕市社協(電話:0256-62-4361)へ問い合わせる。