燕市交通安全協会(柴山富栄会長)は12日、吉田公民館で燕市交通指導隊(早川賛治隊長・隊員52人)の出陣式を行い、新年の幕開きを迎えて1年の交通事故撲滅に向けて決意を新たにした。
制服を着て整列した隊員に対して柴山会長、鈴木力燕市長、中村栄燕署長が巡回して服装点検を行ったあと、柴山会長は昨年1年間に県内で107人が交通事故で亡くなり、うち65%が高齢者だったことにふれ、車の速度抑制、早めのライト点灯を求め、「1件でも事故が少なくなるよう心新たに1年をスターとするようお願いする」と話した。
鈴木市長は、交通事故は被害者側から語られることが多いが、加害者側からの観点、ドライバーのありようも大きなテーマであり、「高齢者の被害者、加害者の両方を減らすことに重点的に取り組みたい」、中村署長は「燕市と燕署が連携して1件でも事故が少なくなるよう取り組む」、「今一度、3S運動(SEE・SLOW・STOP)の基本に立ち返り、市民の皆さんと一緒に運動を高めてまいりたい」とあいさつした。
早川隊長は、交通事故は減少傾向だが飲酒運転やひき逃げ事故など悪質危険な事故が多発しており、「交通指導隊員一同、いっそう気を引き締め、燕市の安全で安心な地域の交通環境を確立するため、精一杯、活動することをここに決意する」と決意表明した。