三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)で小正月行事の献灯祭が14日夜から行われ、拝殿の大ろうそくに火をともして夜を明かし、商売繁盛や家内安全を祈願する。
献灯祭は江戸末期の安政年間から始まったといわれる三条の冬の風物詩。拝殿には33本のろうそくが立ち、午後7時から神事に続いて献納者がそれぞれのろうそくに点火する。
続いて7時半から境内奥の金山神社でも神事とろうそくの点火が行われる。境内ではたきあげも行われる。
14日の三条は明け方の最低気温が-1.7度、午後3時までの最高気温は1.1度の厳しい冷え込みだが、青空が広がった。夜の予報は曇りで風も弱く、穏やかな日和の献灯祭となりそうだ。
14日午後には境内にちょうちんが下がり、30近い露店が並んだ。地面はシャーベット状の雪が残っているが、夜には凍りそう。拝殿から参道へ参拝者の行列がのびるはずだ。