テレビ朝日55周年記念松本清張二夜連続ドラマスペシャル「昭和の二大未解決事件・第一夜」として18日午後9時からテレビ朝日系列で放送されるドラマ「三億円事件」は新潟ロケが行われ、燕市内でも撮影が行われた。
昭和最大の未解決事件、三億円事件を戦後最大の推理作家、松本清張が鋭い視点で迫った異色ミステリー小説を初めてドラマ化。田村正和演じる米国保険会社調査員が、三億円事件の時効が成立した翌年の1976年、独自調査に乗り出し、史上空前の謎を解明する。
76年当時の雰囲気を再現するため、東京、茨城、新潟など各地で大がかりなロケが行われた。事件現場の府中刑務所裏の道路は新潟刑務所の外塀が続く道を使い、200mにわたるガードレールを設置するなど、68年当時の事件現場に限りなく近い雰囲気を演出した。
これとあわせて昨年10月30日から11月4日まで新潟市、燕市、長岡市寺泊と新潟ロケが行われた。燕市内のロケ地は、出演者のひとりが新潟で伝統工芸士の修行をするという設定で鎚起銅器の玉川堂、さらに当時の雰囲気を再現するために工場団地のメッキ工場。寺泊では寺泊港を見下ろす照明寺で撮影が行われた。
新潟ロケでは、新潟県フィルム・コミッション協議会、燕三条フィルムコミッションも撮影に協力した。県内では新潟テレビ21で放送される。