燕市産業史料館が冷暖房設備の故障で別館を閉館、燕地区の公共施設で冷暖房設備の老朽化による故障が相次ぐ (2014.1.17)

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燕市産業史料館で17日、冷暖房施設が故障し、急きょ別館丸山コレクション矢立煙管館を閉館。床が水浸しになった部分もあり、再開のめどは立っていない。

冷暖房設備が故障した燕市産業史料館の別館丸山コレクション矢立煙管館
冷暖房設備が故障した燕市産業史料館の別館丸山コレクション矢立煙管館

17日朝、別館の暖房を作動させたところ、水漏れが発生して故障がわかった。新館は増築されたときに本館の冷暖房設備も更新されており、故障したのは別館の冷暖房設備。別館には丸山コレクション室と企画展示室があり、故障によって企画展示室の床は水浸しになり、カーペットをはいで排水作業を行うなど対応に追われた。

別館の冷暖房設備は、ガスを使って温水、あるいは冷水をパイプで回し、風を当てて温風、冷風をつくり出す仕組み。そのパイプに穴が開くなどして水が漏れたもので、中2階くらいの高い所にめぐらせたパイプから漏れた水は企画展示室を水浸しにした。

今後、故障の内容を調査し、設備の応急措置を講じるのか、設備の更新するかなどをこれから検討することになり、再開のめどが立つのはその結論が出てからになる。

別館は1984年の開館からちょうど30年になった。冷暖房設備の耐用年数は約20年で、それをすでに10年もオーバーし、冷暖房効率は当初の30%ていどまでに低下した。昨年も収蔵庫でパイプから水漏れが発生。老朽化は明らかで、市では冷暖房設備の更新を検討中だった。

燕市の燕地区では、1981年開館の燕市文化会館の冷暖房設備を一昨年、ESCO事業で更新。昨年秋は1997年開館の燕市児童研修館「こどもの森」の冷暖房施設も老朽化のため更新。燕市産業史料館も燕地区にあり、燕地区の公共施設が立て続けに冷暖房施設の更新を迫られている。

燕市文化会館も暖房の効きが悪くなって利用者から寒いと苦情が出ていた。「こどもの森」は昨冬はほとんど暖房が効かず、防寒着を脱いで過ごせるような状態ではなかった。そして今回は水漏れ事故が発生と、市の冷暖房設備の老朽化への対応は泥縄式の後手に回っている。

たまたま企画展示室では、寄贈を受けた金属洋食器だけを展示する「洋食器デザイン展I」を開いていたのは不幸中の幸いで、外部から作品などを借りて展示する企画展なら外部の人にも迷惑をかけるところだった。

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