燕三条の16社が参加する共同展示商談会「スパークメッセ2014」(滝沢尚郁会長)が17日をバイヤーズデー、18、19日を一般デーとして三条商工会議所で開かれている。
三条市内の園芸や建築金物関連のメーカーが、売り上げが落ちる冬場を利用してバイヤーに製品をアピールしようと始まってことしでちょうど20年の節目。それを記念してこれまでは金物卸商社やホームセンター、小売業などのバイヤーだけを対象に開いてきたが、ことしは初日はバイヤー限定、続く2日間は一般にも開放している。
今回は1社が都合で出展できず、三条市の13社と燕市の2社の15社が出展。1業種1社として競合しないようにしており、ハンマー、はさみ、剣山、かつお節削り器、切り出し小刀、作業工具、包丁、鍋などが並ぶ。剣山を通して葉などを震動させて音を鳴らすユニークなスピーカーもある。
今回は一般来場者を意識して、例年にない体験イベントを行っているのも特徴。かつお節削り、アルミ缶で作る折り鶴、プラスチックニッパを使ったプラモデル組み立てなどに参加してエンドユーザーから製品を手に取って感じてもらっている。
例年2日間で150人から200人の来場がある。ことしも2日目まででバイヤーの来場や1社当たりの引き合いの金額は例年並み。ただ、2日目は一般が100人ほど来場したこともあり、これまでよりにぎやかな会場になっている。
また、ことしは消費税率の引き上げが控えているが、円安で原材料の価格が上昇しており、各社とも値上げのタイミングをはかっているようだと関係者は話していた。最終日は19日は午前10時から午後4時まで。