燕三条ブランド推進会議の第2回会議が21日、燕三条リサーチコアで開かれ、新潟市中央区のレストラン「燕三条イタリアンBit」をはじめ、13社から申請のあった66アイテムについて新たに「燕三条ブランド」マークの使用を認証した。
同会議は、燕三条ブランド検討委員会の組織を再編したかたちで、東日本旅客鉄道、三条市と燕市、両市の商工会議所や商工会、観光協会、燕三条地場産業振興センターの14人が委員。燕三条プライドプロジェクトのツーリズム、プロダクト、レストラン、プロモーションの4つのグループの代表者4人が地域コーディネーターとなって構成している。
午前10時から開いた会議では、昨年の会議所の改選により新しく委員となった三条商工会議所の兼古耕一新副会頭を議長に選任。燕三条ブランドマークの使用申請と平成26年度の基本方針等について協議した。使用申請では、申請された66件すべてを認証した。
認証されたうちのひとつ、「燕三条イタリアンBit」は、昨年8月に新潟市中央区にオープンしたイタリアンレストランで、燕市出身の秋山武士さんがオーナー。燕三条の食材を燕三条の道具で調理し、燕三条の器で味わってもらって燕三条をアピールすることをコンセプトにしている。
平成26年度の基本方針等についてでは、昨年の「燕三条 工場の祭典」への今後のかかわりについて燕市の赤坂一夫商工観光部長から質問があり、プロモーショングループの代表の小林知行コーディネーターが、主催者も参加者も手探り状態だったと言い、どうかかわれるのかが見えてこなくて、わからないまま終わり、盛り上げる意欲はあったが、1年目のいい結果には燕三条としては取り組めなかったと振り返り、次回は積極的にかかわれるようにしたいと話した。
事務局の示した資料では「燕三条プライドプロジェクト」を再編予定としており、副議長で燕商工会議所の中野信男副会頭は、燕側からの意見として、プロジェクトのグループメンバーが燕の方が少なく、三条側の意見が反映されているという見方をする人もいるとし、燕と三条のいいところをミックスしてグレードアップできればとした。
また、木村文夫三条商工会議所専務理事は、商品開発は個々の企業がやるものとして、商品開発も行うプロダクト事業は、かかわりから見直すべきとした。さらに、三条商工会議所では関連の委員会を組織しているので、燕も同様の委員会を組織して一緒に協議できたらとの意見もあった。
このほか、フランスで開催されている世界最高峰のインテリア&デザイン関連見本市「メゾン・エ・オブジェ」の国外初開催となるシンガポールで3月10日から13日まで開催される「メゾン・エ・オブジェ・アジア」に出展することなどの説明があった。