燕市燕地区では、昨年暮れからサンロード宮町のオーバーアーケードとそれに続く燕大通商店街のアーケードの解体撤去と街路灯の設置、歩道の整備が行われており、燕大通商店街の工事はほぼ完了し、29日夕方、新設の街灯の点灯が始まった。
街灯は一方通行の進行方向に向かって延長約350メートルの商店街の右の歩道に24基、左に21基設置された。1基に2灯あり、1灯は車道側、1灯は歩道側を照らす。灯具は上下から見ると六角形で、横から見ると下に向かってすぼまった形状。金属部分はブロンズ色をしている。
1軒の前に1基くらいの間隔で設置されたようで、意外にたくさんの街灯が設置された。点灯初日の29日は抜けるような青空が広がり、商店街の先の空が赤く染まると、街灯が点灯。新たな商店街の夜の風景はアーケードはなくなったが、以前よりずっと明るく、華やかな印象になり、商店街を訪れた市民は「明るいね〜!」と好評だった。
一方、サンロード宮町のオーバーアーケードの解体工事は、道路上の構造物はほとんどなくなり、一方通行の入り口から戸隠神社の先まで、歩道上に設置されていた足場がなくなり、新しい町並みが姿を現し始めた。
これまでアーケードの上に隠れていた部分が見えるようになったのはもちろんだが、大きく変わったのは一方通行の進行方向に向かって右、北側に並ぶ商店の店先に日が当たるようになったこと。そのため、これまで考えたことのなかった日差しによる衣類や紙の色あせを考慮し、対応しなければならなくなった。
ただ、サンロード宮町の名称は、オーバーアーケード建設時に公募して決まったが、商店街に日が差し込むようになった今の方が、よりその名にふさわしい町並みになったようにも映る。
また、工事は車両通行止めにして行われているが、当初の計画では1月いっぱいで通行止めを解除できる計画だった。しかし工事は計画より遅れており、まだしばらくは全面的な通行止めの解除はできないが、2月から通行止めは午前8時から午後6時までとなり、夜間は解除される。