三条市石上2、レストランMIYOSHI(牛膓吉孝さん経営)では、三条特産の車麩(くるまふ)を使ったグラタンや洋風鍋、リゾットなどオリジナルメニューシリーズが登場し、洋食版三条の味を展開している。
車麩を使ったメニューは、丸い車麩のをそのまま使う「クリーミーグラタン」、ポークやキャベツを車麩と相性のいいトマトで仕立てた「ポークのトマト煮」、たっぷりチーズを含んだ「車麩チーズリゾット」、麩入りの衣にひとひねり「ポークソテーミラノ風」、ミルク味噌仕立ての「三条雪肌鍋(冬季限定)」、クリーミーな「雪肌グラタン」の6種類。
三条の代表的な味、車麩で地域おこしができればと一昨年、車麩と地元野菜をコラボした新メニュー「三条雪肌鍋」を発売したのをきっかけに今回、車麩メニューをシリーズ展開した。
家庭料理では煮物など和風が中心だが、洋食店の同店ならではのメニューを考案。「クリーミーグラタン」(850円)は、車麩を戻したあと特製スープでいったん煮るというひと手間を加える。その車麩の真ん中にポーチドエッグを入れ、特製オーロラソースをアクセントにし、ホワイトソースとチーズでコーティングした優しい味わいのホワイトグラタンだ。
牛腸さんは、すでに三条の特産と知る人も多い車麩を使わない手はないと言う。素材自体は地味なイメージだが、タンパク質が豊富で低カロリー、消化が良く、子どもから年配の人まで食べやすい優しい食品。アレンジしだいでいろいろな利用ができることから、料理で町おこしを考える賛同者がいれば、一緒に盛り上げたいと話している。