三条市・三条東公民館(金子正典館長)は9日、同公民館で恒例の「若者たちのライブ&パフォーマンス」を開き、約150人が来場して市内の若者による歌や演奏、ダンス、日本舞踊、漫才などを楽しんだ。
同公民館の利用者では少数派の若者が同公民館を利用するきっかけになればと、利用者が少なくなる冬場にあわせて開館した年から若者の出演を募って毎年開いており、ことしで4年目。同公民館の広報物で出演者募集を周知していることもあり、出演者は昨年とほぼ同じで、三条市が小中学生を対象に開設している「わくわく文化未来塾」の生徒による日本舞踊、民間のダンススクールの子どもたちによるダンス、学生お笑い集団「笑健」による漫才など8つの出し物を披露した。
ダンスでは子どもたちの保護者が多く訪れてにぎわった。ゲストプレーヤーで全盲のシンガーソングライター、佐藤英里さん(12)=三条市=が昨年、米国ニューヨークのアポロシアターで行われたプロへの登龍門「アマチュアナイト」に初出場して披露したホイットニー・ヒューストンの代表曲「I Will Always Love You」を歌い上げ、割れんばかりの拍手を集めた。
さらに、バイオリンでボーカロイド「初音ミク」の「千本桜」のソロ演奏、「千本桜」にあわせたオタ芸、おもちゃのピアノを使った演奏、アコースティックロック演奏など多彩。来場者をしみ入る歌声に胸を打たれたり、舞踊を舞いダンスを踊る子どもたちに感心したり、お笑に腹をかかえて笑ったりと、さまざまにわき上がる感情を楽しんでいた。