昨年、復活した三条市ジャンボカルタ大会の第2回が、ことしも伝統の「建国記念の日」の11日、三条市体育文化センターで開かれ、75人の小学生が参加して大きなかるた取りで汗を流した。
旧三条市では、1971年から98年まで毎年、「建国記念の日」に市教委主催の「少年少女ジャンボかるた大会」が開かれた。参加者の減少で開かれなくなっていたが昨年、旧三条市をテーマにした当時のかるたを使って14年ぶりに復活した。
第2回の今回は、新しい「ふるさと三条かるた」を使った。昨年の三条市PTA連合会主催ふるさと絵画コンクールに応募のあった小中学生の絵画作品を絵札に完成したばかりかるた。読み札は、「鉄をうつ 伝統の音 鍛冶道場」、「あじさいと 菖蒲が満開 しらさぎ公園」、「八木ヶ鼻 下田の里に そそり立つ」など、合併後の三条、栄、下田の市全域をテーマにしている。
小学校低学年の部に16人、高学年の部に59人が参加。低学年を3グループ、高学年を1グループの計4グループに分かれて競技した。
16×8メートルのコートに、約45センチ四方のベニヤ板に拡大したカルタの絵札を張り付けたジャンボカルタ、2組計88枚を裏返して置き、読札が読み上げられるのを聞いてから子どもたちはコートの周りを音楽にあわせて歩き、ピストルの音を合図に絵札に向かってダッシュ。手に取った絵札を次々と裏返し、目指す絵札を探した。
たくさんかるたを取った順に6位までを表彰し、上位3位までは表彰状とあわせて、開催中の冬期オリンピックを思わせる金色のメダルが贈られた。低学年の1位は5枚、高学年の1位は7枚のかるたを取った。
友だちと2人で参加した小学3年生の女の子は、「取れるかな」、「いっぱい取りたい」と思って頑張ったと話し、1枚と5枚をそれぞれゲットし、「楽しかった」と笑顔で話していた。
子どものころに参加した46歳の保護者の男性は、めくったかるたの内容と場所を覚えていくのがこつと子どもに作戦を伝授し、親子2代でジャンボカルタを楽しんでいた。