“天神様”こと学問の神とされる菅原道真の命日、2月25日に行われる天神講に向け、燕市は25日まで市内3カ所で「越後つばめ天神講菓子展」を開き、燕市産業史料館では天神講菓子の木型を展示している。
全国各地でさまざまな形で天神講が行われているが、燕市では道真をはじめ縁起物をかたどった菓子が作り続けられており、全国的にも珍しい。燕市ではその菓子をPRに取り組んでいる。
天神講菓子展は昨年に続いての開催で、燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」、道の駅国上、グループホーム仲町の3会場で開いている。グループホーム仲町は展示だけで、ほかの2会場は販売も行っている。
菓子は燕地区と吉田地区は粉菓子、分水地区は金花糖に分かれている。燕三条Wingでは緋毛せんを敷いたテーブルでコーナーを設け、数十種類の天神講菓子を展示。210円から1,500円まで、単品といろいろな種類を組み合わせたセットもあり、保存期間は短いが生菓子もある。高校受験に向けた合格祈願の縁起物に打ってつけだ。
あわせて天神講関連グッズとして天神講にちなんだ手ぬぐい、手袋、サブレなども販売。また、16日は午前10時半からと午後1時半からの2回、天神講お菓子絵付け体験会を開くので、参加者を募集中だ。参加費は材料代込み600円で参加申し込みは燕三条Wing(電話:0256-34-7310)へ。
燕市産業史料館での木型の展示は今回初めて。使われなくなった天神講菓子を作る木型約30点を展示している。