「建国記念の日」の11日、燕市吉田産業会館で燕・西蒲奉祝式典が開かれ、約300人が参列して皇紀2674年となる建国の日を祝った。
約300人が参列した「建国記念の日」燕・西蒲奉祝式典
国歌斉唱、主催の奉祝の会幹事に就く燕市・戸隠神社の星野和彦宮司が神武天皇橿原奠都の詔勅奉読、橿原神宮遙拝のあと、奉祝の会の田野隆夫会長が式辞を述べた。
田野会長は、昨年の安倍晋三首相について、経済財政の再建、国家の再生に向けた積極的な取り組み、近隣職からの現実的な危機に対処すべく国益を守るための施策の実行、靖国神社へ公式参拝の実現などをあげて「日本回帰への着実な動きが各所に見られた1年」と評価した。
女性宮家の問題はひとまず沈静化したが、皇族減少の現状に変わりはなく、安定的な皇位継承制度のあり方や皇室祭祀の位置づけに関することなど解決しなければならない問題が残っている。
世論調査では改憲賛成が多数を占めるようになり、「心ある国民のなかにも会見の気運が高まっている」。諸悪の根源の現行憲法の改正、教育の正常化など戦後政治の総決算のため、国民世論の形成になおいっそう強力な国民運動を推進しなければならない。
我が国は国の独立と名誉と信頼を損ないかねない自体が相次ぎ、我が国を取り巻く内外の諸情勢は混迷の度合いを増すなか、わたしたちは皇室を中心として発展してきた悠久の歴史を思い、日本の危機的状況に対処し、誇り高き日本の国づくりに立ち上がるべきとき。
日本を取り巻く安全保障環境は急激に厳しさを増しつつあるが、今こそ原点に立ち返って神武天皇の建国の精神に思いをいたすことが必要。現実を直視し、祖国日本を守り、子や孫に伝えていくのが今、生きていくわたしたちの最大の務めで、「きょう、この日が世界に冠たる長い歴史と文化を有する日本人としての心を呼び覚まし、誇りある日本を、誇りある日本人としての精神的基盤を確固たるものと」と、期待した。
来賓祝辞で鈴木力市長は、「建国記念の日」は、祖先を敬い、未来に向かって世界の平和をともに願う意義深い日とし、それに即したこれまで自身が取り組んだ施策を紹介したあと、「日本人であることの誇りをもう一度、考え直す、日本人として生まれて良かったということを思い浮かべる意義ある日」話した。
紀元節の歌斉唱、聖壽万歳で閉式のあとアトラクションを行い、バレエ、よさこい、器楽演奏、少年飛燕太鼓などが披露された。