東日本大震災で燕市に避難している人たちの第19回交流会「節分豆まき大会」がこのほど三条市に避難している人と合同で燕市温泉保養センター「てまりの湯」で開かれた。
「てまりの湯」の節分行事にあわせて開かれたもので、福島県南相馬市を中心に今も燕市内で約120人、三条市内で約150人が避難生活を送っている。
ときには顔を合わせて、同郷の仲間たちや懐かしい友と再会して過ごしてもらおうとたびたび両市が合同で交流会を開いている。今回は「てまりの湯」の節分行事にあわせて開き、燕市15人、三条2人の17人、7世帯が参加し、食事をしたり、風呂に入ったり、さらに鬼の着ぐるみが登場した「てまりの湯」の豆まきに参加したりして過ごした。
交流会に参加する顔ぶれが固定化していることもあり、参加者は顔なじみ。南相馬市で暮らしていたときと同じように地元の方言で話し、「ことしは雪が少ないのがいちばん」、「三条で大衆演劇を見てきた」など話に花が咲いた。
少し前に南相馬市長選で桜井勝延市長が再選を果たしたばかり。産廃処分場建設の問題や今回の東日本大震災後の対応をめぐって支持は割れているが、「桜井市長の事務所開きに行ってきた。行って見て良かった」と話す人もいた。