三条市興野1、県央医師会応急診療所は4月1日、これまで県央地域の医療の空白時間とされていた土曜の午後の診療をスタートする。
同診療所は、夜間と休日の医療を提供しようと、三条、燕、加茂、見附市南蒲原郡の県央地域四医師会の運営で2009年に開院。急患に応急処置を施し、かかりつけ医への引き継ぎ、入院治療や高度な医療が必要な救急患者に対して病院を照会する振り分け機能など、一次救急の診療を行っている。
これまで土曜の午後は同診療所が救急患者を振り分ける県央地域の受け入れ病院の体制が整っていないことなどから、平日と同じく夜間のみの開院だが、このほど二次医療を担う県央地域の7つの救急告示病院で土曜日の輪番制を行うことから、医師の負担も軽くできるファーストタッチを担う応急診療所の土曜の午後の診療の要望もあり、診療を行うこととした。
4月から追加になる診療の受け付け時間は、土曜の昼間の午後2時から4時半。夜間はこれまでと同じく午後7時から10時まで、診療は30分後。
現在、昼間は日曜、祝日と年末年始と盆に対応して、午前9時から正午と午後1時から4時半。夜間は、通年で午後7時から10時まで行っている。いずれも診療時間は受付時間の30分後。
同診療所では、あくまでも応急的な診療であるため、適切な受診を求めている。