県央地域救急医療連絡協議会が7つの救急告示病院による救急医療を4月1日から現行の休日に加えて土曜も輪番制で実施 (2014.2.13)

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県央地域の救急医療体制整備を図る県央地域救急医療連絡協議会は10日、7つの救急告示病院は4月1日からは現行の休日に加え、土曜も輪番制で救急医療を実施することに決めた。

同協議会は、とくに二次救急を担う医療機関相互の役割分担や連携の方策について、地域住民が安全・安心と思う救急医療体制の整備を図るため、医師会、救急告示病院、消防本部、行政機関などの委員で構成し、県が各振興局単位で設置。三条地域振興局管内は平成24年10月に設置され、必要な課題を抽出し、対応策を協議している。

協議会の設置当初、二次・三次の救急医療体制は、「救急指定7病院の輪番体制により日曜・祝日について昼間、年間約70日が構築されている。望ましい目標としては可能な範囲で二次救急の輪番表を拡充する。重傷者の域外搬送においてはドクターヘリを積極的に利用する」と輪番制の拡充を目指したが、医師不足のなかで今の体制になった経緯もあり、拡充は難しい課題だった。

10日の協議会では、県央4つの医師会、7つの救急告示病院病院、消防本部、三条、加茂、燕、弥彦、田上の5市町村、県の20人の協議会委員のうち、加茂地域消防本部と加茂市の2人が欠席。協議会会長の池田稔三条市医師会会長を議長にこの問題について協議し、三条市医師会理事で作業部会部会長の郷秀人済生会三条病院長が、土曜拡充についての各作業部会でのこれまでの検討結果を説明し、その結果を踏まえ「平成26年4月1日から、県央地域二次救急病院群輪番制を土曜日も実施する方針」とし、協議会で承認した。

作業部会は、5市町村、4医師会、7救急告示病院の3つ。5市町村の検討結果は、「二次救急医療病院群輪番制の土曜日拡充にかかる負担金(総額年間441万円)の増額分を平成26年度から拠出する」。

4医師会は、「いくつかの救急告示病院から要望があった県央医師会応急診療所の土曜日午後の診療を4月1日から実施する」。

7救急告示病院は、「現行の休日の病院群輪番制と同様の内容(内科系・外科系、診療時間8時〜18時)で、4月1日から土曜日も輪番制を実施する」、「平成26年度の年間の土曜日の日数は49日であり、各病院の輪番日は、医師会と各病院が調整して定める」。


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