7月上旬に旧レストラン原宿にオープンする農産物直売所「つばさんフルーツ通り ふるふる」の出品生産者募集説明会に生産者約100人出席 (2014.2.14)

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県内有数の果樹産地の三条市大島で、旧レストラン原宿の店舗を利用してことし7月上旬にオープンする農産物直売所「つばさんフルーツ通り ふるふる」の出品生産者募集説明会が12日、燕三条地場産業振興センターで開かれ、三条市をはじめ近隣の燕市、加茂市、新潟市などから出品を考えている生産者が参加した。

12日開かれた農産物直売所「つばさんフルーツ通り ふるふる」の出品生産者募集説明会
12日開かれた農産物直売所「つばさんフルーツ通り ふるふる」の出品生産者募集説明会

直売所を運営するのは、新潟駅前店と渋谷店をもつ須坂屋そばをはじめ飲食店2店舗、新潟市のビジネスホテル「ホテルリッチ新潟」などを経営する有限会社昌商事(今井昌代表取締役・新潟市中央区弁天1)。旧レストラン原宿の敷地と建物を所有しているが、遊休施設を活用しようと直売所運営に乗り出すことにした。

施設は国道8号に面した今の建物を改装する。まだ詳細は決まっていないが、敷地約3,500平方メートル、建物総面積約600平方メートルで、売り場面積約300平方メートル。レストランを併設するほか、食品加工・販売、鮮魚工房、ベーカリーなどの売り場を設置する。

昌商事にとっては初めての農産物直売所だが、すでに新潟市や新発田市、埼玉県で農産物直売所「とんとん市場」を経営している株式会社せいだ(清田雅人代表取締役・新発田市大伝)がコンサル的にノウハウを提供する。

「つばさんフルーツ通り ふるふる」のロゴ
「つばさんフルーツ通り ふるふる」のロゴ

委託販売契約は、農家販売手数料が18%、非農家20%、さらにバーコードラベルが1枚1円。出品生産者となるには生産社会「ふるふる会」に入会の必要があり、費用は退会時に返金する入会金が2万円、年会費5,000円。売り上げは各生産者に1日5回、メールで配信して必要なら商品を追加補充してもらう。

「とんとん市場」の特色は試食の充実、最低基準価格の設定による価格から品質の競争へ、そしてブランドでの勝負。さらに大島の「ふるふる」のストロングポイントとして、5キロ圏内の商圏人口が8万2,000人と新発田店よりずっと多く、レストラン併設型、駐車場場広い、商圏に農産物直場所が少ない、農家の直売店舗が立ち並ぶエリアに出店、県内有数のフルーツ産地などをあげた。

このうち、「ふるふる」から新潟市寄りには国道8号沿いに地元果樹栽培農家によるロードサイドショップが連なっているが、「ふるふる」はそれらと競合するのではなく、逆にエリアとして一体的に集客したい考えだ。

「せいだ」が示したデータによると、県内の農産物直売所の数、販売額とも右肩上がりで、2010年の実績で県内に638カ所あり、販売額は約96億円、出荷者数1万4,370人。年間1億円以上を販売する直売所は21カ所ある。

内観のイメージ
内観のイメージ

「とんとん市場」でも大半の生産者の年間売り上げが100万円以上で、売り上げナンバーワン生産者は約2,000万円に達している。

これまでの実績、具体性のある運営についての説明に、出席した生産者は好印象。生産者からは、レストランでは生産者の食材の使用を優先するのか、地元で調達できないミカンやバナナは販売するのか、三条市下田地区や見附市の農産物直場所は市の支援があるがそうした連携はあるのかなど、次々と質問があった。

また、地元大島地区でも説明会を開いてほしいという要望があった。これについては、旧レストラン原宿のすぐそばに開店準備室を開設する。直売所の継続には、まずは地元の生産者と消費者に愛される直売所となることが重要と考えており、地元でなければわからない情報を運営に生かしていくためにも説明会の開催はもちろん、気軽に相談してほしいと呼びかけた。入会に関する問い合わせは開店準備室の野菜ソムリエ山岸拓真さん(電話:080-5042-2221)へ。

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