鈴木力燕市長は25日午前10時から定例記者会見を行い、一般会計3月補正予算、南相馬燕会が燕市役所にサクラの苗木の贈呈、ことしの分水おいらん道中の最終審査会開催など7項目を発表した。
一般会計3月補正予算は、平成26年度以降の実施を予定した公共事業の前倒し実施のための補正予算と決算見込みなどに基づく事業費の減額などの補正予算の2本立て。
公共事業の前倒しは松橋長所線歩道整備事業(2,800万円)、須頃郷排水対策事業(3億3,815万5千円)、交通公園サイクルモノレール改修事業(4,520万円)、吉田小学校改築事業(8億5,689万6千円)などで計12億7,210万9千円。
事業費の減額は中小企業融資貸付金の実績に基づく減額(−6億1,009万4千円)、建設事業の入札結果等に基づく減額(−2億5,209万8千円)、各種事務事業の決算見込みに基づく調整(−1億0,017万円)、その他緊急に対応しなければならない経費等(2億1,280万6千円)など計−7億4,955万6千円。
南相馬燕会(水谷数雄代表・会員約140人)は、燕市の避難所から福島に帰郷した有志で結成。市長、議長とともに3月29日に来燕し、サクラの苗木3本を燕市とのきずなの象徴として燕市に寄贈し、市役所まちづくり広場で植樹式を行う。サクラは燕市の木であり、南相馬市の花に制定されている。当日は正午から植樹式のあと、市役所つばめホールで交流会も開く。
分水おいらん道中の最終審査会は、3月1日午後2時から分水福祉会館で2次審査が行われ、4人のおいらん役が決まる。毎年、おいらん役を公募しており、ことしは昨年より19人少ない65人の応募があった。地域別の内訳は市内17人、県内40人、県外8人。先に行われた1次審査を通過した18人が2次審査にのぞむ。
ことしの分水おいらん道中は第72回で4月20日開催。会見では、おいらんをモチーフにした燕市の観光キャラクター「きららん」も同席してPRした。
このほか、3月27日に市役所で新商品新技術開発補助の成果発表会の開催、3月1日に市役所で長善館学習塾の開催、3月21日に市役所で平成25年度Jack & Betty プロジェクト海外派遣事業親善大使帰国報告会の開催、3月3日から燕地区第五次住居表示の実施について話した。