「元気磨きたい」として燕市民が元気を増進させるプロジェクトに取り組んだ成果を発表、体験してもらう「元気まつり2014」が3月1日午後1時から燕市吉田産業会館で開かれる。プロジェクトの参加メンバーで組織する実行委員会では、市民の気軽な参加を呼びかけている。
今年度のプロジェクトは13。元気まつりでは、さらに佐渡市の「しまびと元気応援団」も加わって14のブースを設ける。
今年度、新設されたプロジェクトは「健診PR隊」と「にこっち楽団(らくだん)」。「健診PR隊」は市民に健診の受診を勧めるのを目的に人の集まる場所に出向いて受診をPRしてきた。元気まつりでは、ゲーム感覚で握力、肺活量などの体力測定や血圧測定、健康相談、体スキャンなど健康のチェックを行う。
「にこっち楽団」はハンドベル演奏を練習してきた。元気まつりではその成果を発表するとともに、来場者と一緒にハンドベルやカスタネット、タンバリン、マラカスなどの楽器を使い、合奏を楽しんでもらう。
ほかにも笑い満載の演劇、笹団子の結び方指導、昔遊び、「元気磨きたい」のキャラクター「にこっち」をイメージした「にこっち体操」、着物の試着、手芸品の製作など、おなじみの体験がそろう。
昨年までは各プロジェクトがいっせいに30分間ずつ3回の体験を行って来場者から参加してもらったが、30分間では長すぎる体験もあれば、短い体験もある。いっせいに体験を行うと途中から参加しにくいこともあり、ことしは時間を決めずにプロジェクトごとに自由に行ってもらうことにした。
体験は午後3時に終わってクロージング。来年度からの本格実施に向けて今年度は試行した「つばめ元気かがやきポイントモデル事業」の表彰式と認定式も行って終わる。
燕市は、市民主役の健康づくりをと2008年3月に燕市健康増進計画「磨け!磨け!元気プランつばめ」を策定。健康を唱えるばかりでなく、病気と元気のバランス、病気の予防と同時に元気を増進しようと市民を中心に「元気磨きたい」を発足し、今年度で6年目になる。
年度ごとにプロジェクトを立ち上げて活動し、元気まつりはその1年間の活動の集大成であり、解散式。同時に次年度に立ち上げるプロジェクトへの市民の活動を呼びかけるPRの場でもあり、昨年は約350人が来場している。
今年度のプロジェクトのメンバーは、昨年12月末で13プロジェクト合わせて173人。各プロジェクトの活動にこれまで延べ1,629人が参加した。
昨年度までは、元気まつりの当日の午前中に会場を設営したが、今年度は前日の午後に設営し、当日の午前10時から11時半まで初めて内覧会を開く。プロジェクトのメンバーは、当日は自分の所属するプロジェクトの運営に手一杯でほかのプロジェクトのブースを見たり、参加したりする余裕がなかったため、公開の元気まつりに先駆けて内覧会を開き、メンバーも互いに学び、刺激しあうことにした。
元気まつりに向けてメンバーは実行委員会を組織して広報、進行、総合窓口の3つの班に分かれて準備を進めている。燕市吉田保健センターの職員は、「笑いあり、手先を動かしたりで、誰が来ても楽しめるプロジェクトがある」と幅広い市民の来場を待つ。内覧会については「磨きたいのメンバーが互いのプロジェクトを意識し、体験、つながりを意識して交流してほしい」と話している。